表面金利と実質金利
表面金利は、借入をする際の約定金利のこと。
実質金利は、実際に支払われる金利から、拘束預金の受取金利を差し引いたもの。拘束預金の金利が、借入金の約定金利より低いため、実質金利が表面金利より高くなる。
企業が、銀行から借入するときに、「両建て預金」※1「歩積み預金」※2と呼ばれている拘束預金※3を条件にしてくる場合がある。借入金の全額が使えずに拘束預金の分だけ実質的にコストがかかることになる。これを実質的にかかる金利なので実質金利と呼ぶ。
※1両建て預金・・・借入金の一部を定期預金などで銀行に預金させること
※2歩積み預金・・・手形割引金額の一部を定期積立などで預金させること
※3拘束預金・・・・・過当な拘束預金は独占禁止法で禁止されているが慣行として行われている。
|
No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい金利の本
上野泰也
関連商品
No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい為替の本
No.1エコノミストが書いた世界一わかりやすい経済の本
>
![]() 資金コストとは? |
![]() ★資金関係の用語 |
![]() 投資の三原則 |